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楽天オルカンとeMAXISオルカンの違いとは?どっちがおすすめ?

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「楽天オルカン」と「eMAXIS Slim オルカン」の違いを知りたい!

メリット・デメリットは何があるの?

どちらを選ぶか決めたい!

こんな悩みを解決できる記事になっています。

よく似ていると言われるこの2つのファンド。

違いをはっきりさせた上で、どちらに投資するのがいいかを決定しましょう!

記事前半では、「楽天オルカン」と「eMAXIS Slim オルカン」の共通点と違い、メリット・デメリットを徹底解説。

加えて後半では、どんな人が「楽天オルカン」・「eMAXIS Slim オルカン」の投資に向いているのかを具体的に説明しています。

最後までしっかりと読んでくださいね!

目次

楽天オルカンとは

楽天オルカンの正式名称は、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド

楽天投信投資顧問が、2023年10月27日に運用を始めたファンドです。

楽天証券
Sumire

愛称は「楽天・オールカントリー」

誕生して間もないため、まだファンドスコアもありません。

全世界株指数MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)をベンチマークとして運用されています。

eMAXIS Slimオルカンとは

「オルカン」、「eMAXIS オルカン」または「eMAXIS Slim オルカン」と呼ばれるこのファンド。

正式名称は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

楽天証券

三菱UFJアセットマネジメントが運用しています。

楽天オルカン同様、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスをベンチマークとして運用されています。

Sumire

実は「オルカン」という言葉は、三菱UFJアセットマネジメントによって商標登録されています!

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 」では、2019年から5年連続で1位を獲得!

https://www.fundoftheyear.jp/2023/

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、全世界株式の投資をすれば必ず名前が出てくるような大人気ファンドです。

「楽天オルカン」と「eMAXIS slimオルカン」の比較一覧表

「楽天オルカン」と「eMAXIS Slimオルカン」を比較してみましょう。

楽天オルカンeMAXIS slimオルカン
正式名称楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
略称楽天・オルカンオルカン
運用会社三菱UFJアセットマネジメント三菱UFJアセットマネジメント
設定日2023年10月27日2018年10月31日
純資産総額1443億円3兆4930億円
ベンチマークMSCI ACWIMSCI ACWI
信託報酬0.0561%0.05775%
決算日7月15日4月25日

共通点の多い2つのファンドですが、異なる部分もありますね!

次の章では両者の違いを詳しく確認していきましょう。

「楽天オルカン」と「eMAXIS slimオルカン」の共通点2つ

まずは、「楽天オルカン」と「eMAXIS Slimオルカン」の共通点を確認しましょう。

共通点は以下の2点です。

  • ベンチマーク
  • ファンドの仕組み

①ベンチマーク

ベンチマークはベンチマークは「楽天オルカン」・「eMAXIS slimオルカン」ともに全世界株指数MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)です。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)投資信託説明書

MSCI ACWIは、アメリカのモルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル社(MSCI)が公表・算出している株価指数のこと。

日本では「アクウィ」とも呼ばれています。

正式名称MSCI All Country World Index
略称MSCI ACWI
読み方アクウィ
算出会社モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル
(アメリカ)
投資対象株大型株・中型株
投資対象国50か国
構成銘柄数約3000
時価総額カバー率約85%
算出方法時価総額加重平均
Sumire

「時価総額加重平均」とは、時価総額が大きい会社は大きな割合・時価総額が小さな企業は小さな割合で指数に組み込んで計算する方法のことです。

②ファンドの仕組み

「楽天オルカン」と「eMAXIS Slim オルカン」は、ファンドの仕組みも同じ!

楽天オルカン

楽天投信投資顧問

eMAXIS Slim オルカン

三菱UFJアセットマネジメント

具体的には、両ファンドとも以下の3つの工程で運用されています。

  1. 投資を行う人がファンドに投資
  2. ベビーファンドがマザーファンドに投資
  3. マザーファンドが株式市場などに投資

加えて、「楽天オルカン」・「eMAXIS Slim オルカン」ともに以下の3つのカテゴリーのマザーファンドに投資しているという部分も共通しています。

  • 外国株式
  • 新興国株式
  • 日本株式

ベビーファンドとマザーファンドとは

ベビーファンド、マザーファンドという言葉を聞き慣れない方もいますよね!

簡単に説明すると、ベビーファンドとは私たちが証券会社や金融機関から直接購入するファンドのこと。

Sumire

「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」や「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のことですね!

一方でマザーファンドとは、ベビーファンドが集めたお金を株式や債券に投資することです。

私たちが直接購入することができません。

「ベビーファンド」が「マザーファンド」に投資する仕組みは、投資信託の運用形態の1つでファミリーファンド方式と呼ばれます。

ファミリーファンド方式
  • ベビーファンド:私たちが購入するファンドのこと
  • マザーファンド:ベビーファンドが集めたお金を投資する

ファミリーファンド方式は、

  • 運用や管理の効率化
  • 資金をまとめて売買できるためコスト削減になる

といったメリットがあります。

「楽天オルカン」も「eMAXIS Slim オルカン」もこの仕組みで管理・運用されているファンドです。

「楽天オルカン」と「eMAXIS slimオルカン」の違い6つ

次に、「楽天オルカン」も「eMAXIS Slim オルカン」の違いを見てみましょう。

違いは以下の6つ。

  • 設定日
  • 純資産総額
  • 組入銘柄
  • 組入上位10か国
  • 組入業種の構成比率
  • コスト

①設定日

まずは設定日を確認しましょう。

Sumire

設定日とは、そのファンドが始まった日のこと。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
設定日2023年10月27日 2018年10月31日

 「楽天オルカン」は、2023年10月27日に開始されたとても新しいファンドなのです。

一方、「eMAXIS slimオルカン」もずっと前からあるファンドというわけではなく、2018年に開始されたファンドです。

「eMAXIS slimオルカン」の方が5年ほど先輩ですね!

②純資産総額

純資産総額は、「eMAXIS slimオルカン」が圧勝!

「eMAXIS slimオルカン」は3兆円を超えており、数ある投資信託の中でもトップクラスの純資産総額と言えます。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
純資産総額1443億円3兆4930億円

一方で、「楽天オルカン」も誕生して間もないファンドにも関わらず、1000億円を超えています。

「eMAXIS slimオルカン」は「楽天オルカン」の約30倍の純資産総額があることがわかりますよね。

純資産総額とは

純資産総額とは、ファンドの資産規模を表すものです。

純資産総額が大きいファンドほど、そのファンドを購入している人が多く人気ファンドであるということ。

純資産総額が1000億円以上あれば、以下のリスクを軽減することができ、安心して投資できると言われています。

純資産総額が少ないファンドのリスク3つ
  • 満足な運用を行えず連動する値動きができなくなる
  • ファンドの販売停止
  • ファンドの運用が強制的に終わる繰上償還

③組入銘柄

2024年3月29日時点の「楽天オルカン」と「eMAXIS slimオルカン」の組入上位10銘柄の違いを見てみましょう。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド割合eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)割合
1iShares Core MSCI Emerging Markets ETF8.4%MICROSOFT 4.0%
2MICROSOFT3.9%APPLE3.4%
3APPLE3.3%NVIDIA3.0%
4NVIDIA2.9%AMAZON2.3%
5AMAZON2.2%META PLATFORMS INC-CLASS A1.5%
6META1.4%ALPHABET INC-CL A1.2%
7ALPHABET INC-CL A1.2%ALPHABET INC-CL C1.1%
8ALPHABET INC-CL C1.0%ELI LILLY & CO0.8%
9ELI LILLY & CO0.8%TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC0.8%
10BROADCOM0.8%BROADCOM0.8%

組入銘柄や割合に多少の違いはありますが、とても似ていますね!

例えば、「楽天オルカン」の組入銘柄の1位は『iShares Core MSCI Emerging Markets ETF』で8.4%です。

『iShares Core MSCI Emerging Markets ETF』の説明は以下の通り。

iシェアーズ・コア MSCI エマージング・マーケット ETFは、新興国の大型、中型および小型株式で構成される指数と同等の投資成果を目指しています。

BlackRock

分かりやすく言い換えると、新興国の投資にはETFが使われているということですね!

野村アセットマネジメント

一方で「eMAXIS Slim オルカン」の投資対象は全て個別株。

また、「楽天オルカン」も「eMAXIS Slim オルカン」も個別株はほとんどがアメリカ株。

そんな中、「eMAXIS Slim オルカン」の8位に台湾企業の「TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC」が入っているのが印象的ですよね。

Sumire

「TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC」は1987年に台湾で創業された半導体製造の会社。
時価総額は世界第11位!「TSMC」という略称で呼ばれることも多いです。

「楽天オルカン」と「eMAXIS Slim オルカン」の組入銘柄は、ETF投資の有無やアメリカ以外の企業の有無といった違いがあります。

④組入上位10か国

次に、組み入れ上位10か国を比較してみましょう。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド割合eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)割合
1アメリカ60.2%アメリカ62.3%
2日本5.4%日本5.6%
3イギリス3.2%イギリス3.3%
4フランス2.6%フランス2.7%
5カナダ2.5%カナダ2.7%
6スイス2.0%スイス2.1%
7ドイツ1.9%ドイツ2.0%
8オーストラリア1.5%インド1.7%
9オランダ1.1%台湾1.7%
10デンマーク0.8%オーストラリア1.7%

「楽天オルカン」と「eMAXIS Slim オルカン」ともに上位7か国は割合こそ異なるものの、順位・国名は同じですね。

両者の違いは、「eMAXIS Slim オルカン」の8位・9位にインドと台湾が含まれていること。

新興国の投資割合には少し違いがみられます。

⑤組入上位業種の構成比率

続いて、組入上位業種別の構成比の違いを確認しましょう。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド割合eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)割合
1情報技術20.1%情報技術23.1%
2金融13.0%金融15.7%
3ヘルスケア10.2%ヘルスケア10.9%
4資本財・サービス9.6%一般消費財・サービス10.7%
5一般消費財・サービス9.1%資本財・サービス10.6%
6コミュニケーション・サービス6.3%コミュニケーション・サービス7.4%
7生活必需品5.5%生活必需品6.3%
8エネルギー3.8%エネルギー4.4%
9素材3.3%素材4.1%
10公益事業2.1%公益事業2.4%
11不動産1.9%

組入上位業種の構成比率は「楽天オルカン」と「eMAXIS Slim オルカン」でほとんど同じ業種ですね。

一方で、構成比率や順位は少し異なっています。

例えば、組入上位業種の合計比率を比較してみましょう。

  • 「楽天オルカン」⇒84.9%(11業種)
  • 「eMAXIS Slim オルカン」⇒95.6%(10業種)
Sumire

10ポイント以上の差がありますね。

「楽天オルカン」の組入銘柄の1位が『iShares Core MSCI Emerging Markets ETF』が組入上位業種の構成比率の中に含まれていないことが理由だと考えられます。

「楽天オルカン」と「eMAXIS Slim オルカン」の組入上位業種の構成比率は、業種はほとんど同じですが、比率と順位に多少の違いがありますね。

⑥コスト

投資信託の運用にかかるコストはどうでしょうか?

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
信託報酬0.05775%0.0561%

信託報酬は少しの差ですが、「楽天オルカン」の方が低いですね。

Sumire

「eMAXIS Slim オルカン」は2023年9月8日、「楽天オルカン」は2023年12月1日に現在の信託報酬に引き下げられました。

2024年6月時点では「楽天オルカン」の方がコストは低いですが、両者ともかなりコストを抑えた投資信託と言えます。

信託報酬とは

信託報酬とは、投資信託を運用・管理するための費用のこと

別途手数料として支払うのではなく、投資資金の中から「純資産総額に対して○%という形で毎日差し引かれているものです。

分かりやすく言うと、信託報酬はファンド運営にかかわる会社に支払う給料のようなもの。

成果の報酬に対するボーナスではなく、成果に関係なく支払う基本給をイメージするといいでしょう。

「楽天オルカン」と「eMAXIS Slimオルカン」のシュミレーション比較

「楽天オルカン」と「eMAXIS Slimオルカン」の共通点と違いが分かったところで、次は実際の2つのファンドに投資した場合のシュミレーションを比較してみましょう。

楽天オルカン

楽天証券

eMAXIS Slimオルカン

楽天証券

楽天オルカンがまだ実績がないため、実績のある過去6ヵ月のリターン(年率)の数値で比較します。

リターン(年率)
  • 楽天オルカン⇒57.28%
  • eMAXIS Slimオルカン⇒57.90%

上記の利回りで10万円を一括投資し、1年間運用した場合のシュミレーションです。

楽天オルカン

アセットマネジメントOne

楽天オルカンは、10万円が175,022円になりました。

eMAXIS Slimオルカン

アセットマネジメントOne

一方、「eMAXIS Slimオルカン」は10万円が176,027円になりました。

楽天オルカンeMAXIS Slimオルカン
投資額10万円10万円
運用期間1年1年
利回り57.28%57.90%
評価額175,022円176,027円

「eMAXIS Slimオルカン」の方が若干運用成績はいいですが、大きな差はないことが分かります。

このように、あくまで過去のデータを使ってのシュミレーションなので、今後はもっと差が出てくる可能性はありますが、現状では大差はありませんよね。

「楽天オルカン」と「eMAXIS slimオルカン」のメリット・デメリット

ここでは、以下の3パターンのメリット・デメリットを解説していきます。

  • 共通のメリット・デメリット
  • 楽天オルカンのメリット・デメリット
  • eMAXIS slimオルカンのメリット・デメリット

共通のメリット・デメリット

まずは、「楽天オルカン」・「eMAXIS slimオルカン」共通のメリット・デメリットを確認しましょう。

Sumire

全世界株式インデックスファンドのメリット・デメリットとも言えます。

共通のメリット
  • 全世界への分散投資でリスクヘッジされている
  • 先進国だけでなく、新興国への投資も含まれている
  • 自動で組入銘柄の変更を行ってくれる
  • 運用コストが業界最低水準である

投資対象地域は、先進国だけでなく、新興国を含む全世界の株式。

他の資産への投資信託と比較すると投資対象は多く、リスク分散がされていると言えます。

また世界経済の動向に合わせて、ファンド内の組入銘柄の変更は自動で行ってくれます。

Sumire

自分で色々と調べたり、売買を行う必要がないのは楽ですよね!

運用コストも「楽天オルカン」も「eMAXIS slimオルカン」も業界最低水準なのも嬉しいですよね。

続いてデメリットは以下の通りです。

共通のデメリット
  • 投資割合の60%はアメリカである
  • 特定の地域の経済発展・好景気が反映されにくい

2024年現在の投資割合は約60%がアメリカです。

そのため、アメリカ経済が下落相場の際には、その影響を受けるのは間違いないでしょう。

また将来特定の国の経済が急成長した場合は、その経済発展・好景気を享受することができない可能性があります。

例えば近い将来インド株式が急上昇した場合、現在のインドの投資割合は低いためその恩恵を全面的に受けることはできません。

このように「楽天オルカン」・「eMAXIS slimオルカン」には、共通のメリット・デメリットがあります。

楽天オルカンのメリット・デメリット

次に、楽天オルカンのメリット・デメリットを見てみましょう。

楽天オルカンのメリット
  • 運用コストが「eMAXISオルカン」より低い
  • 楽天ユーザーはポイントが貯まる
楽天オルカンのデメリット
  • 楽天証券しか購入できない
  • 新しくできたファンドであるため実績不足

楽天オルカンの最大メリットは、「eMAXISオルカン」よりも運用コストが低いこと

しかし、まだ始まって間もないファンドであるため実績がないことは注意すべき点です。

一方で、楽天オルカンのメリット・デメリットを語るためには、楽天証券ユーザーであるかどうかが1つの基準となるでしょう。

Sumire

楽天オルカンは、楽天証券のみで購入することが可能。
また、楽天オルカンを保有することで、楽天ポイントを貯めることができます。

楽天経済圏を活用している人には魅力的ですが、楽天経済圏に興味がない人や楽天証券を開設していない人は「楽天オルカン」に投資するメリットは小さいかもしれません。

eMAXIS slimオルカンのメリット・デメリット

最後にeMAXIS slimオルカンのメリット・デメリットを見てみましょう。

メリット
  • 純資産総額が多い
  • 楽天オルカンと比較すると実績がある
デメリット
  • 楽天証券で投資しても「楽天オルカン」のようにポイントはつかない

eMAXIS slimオルカンの1番のメリットは3兆円を超える純資産総額!

また楽天オルカンと比較すると実績もあり、安心して長期投資できる土台が整っていると言えます。

注意すべき点は、楽天証券でeMAXIS slimオルカンに投資した場合。

eMAXIS slimオルカンは、投信保有ポイントの付与対象外です。

Sumire

楽天証券の投信保有ポイントは、指定された楽天ブランドの投信に限定されています。

楽天証券でもeMAXIS slimオルカンは購入可能ですが、ポイントは付かないことは理解しておきましょう。

「楽天オルカン」と「eMAXIS slimオルカン」どっちに投資すればいい?

「楽天オルカン」がおすすめな人

楽天オルカンがおすすめな人は以下の人です。

  • 楽天経済圏や楽天証券を使っている人
  • 既に楽天オルカンに投資している人

楽天市場や楽天モバイル・楽天証券など楽天経済圏を普段から活用している人は、楽天オルカンをおすすめします。

投資信託の購入・保有でも楽天ポイントを貯めることができます。

また、既に「楽天オルカン 」に投資している場合には、引き続き投資・運用を続けるといいでしょう。

「eMAXIS Slimオルカン」がおすすめな人

一方、「eMAXIS slimオルカン」がおすすめな人は以下の人です。

  • 実績重視の人
  • 楽天経済圏にこだわりのない人
  • すでに「eMAXISオルカン」で投資をしている人

「eMAXIS slimオルカン」は、ファンドの運用期間も純資産総額も「楽天オルカン」と比べると実績があります

「eMAXIS slimオルカン」が多くの人に選ばれてきたのは、紛れもない事実です。

このように、実績を重視する人は現状では「eMAXIS slimオルカン」がおすすめと言えるでしょう。

また既に「eMAXIS slimオルカン」に投資している場合には、そのまま投資を続けても問題ないでしょう。

「楽天オルカン」と「eMAXIS Slimオルカン」投資におすすめの証券会社は?

では、「楽天オルカン」と「eMAXIS slimオルカン」投資におすすめの証券会社はどこでしょうか?

それぞれにおすすめの証券会社を紹介します。

楽天オルカンにおすすめの証券会社

楽天オルカンにおすすめの証券会社は楽天証券一択です。

なぜなら、楽天証券でしか購入できないから!

楽天証券で投資をすることで楽天ポイントを貯めることができ、そのポイントを投資で使うことができます。

楽天ユーザーで「楽天オルカン」を購入したい人には、おすすめの証券会社です。

eMAXIS Slimオルカンにおすすめの証券会社

一方、「eMAXIS Slim 」におすすめの証券会社は3つあります。

順番に説明していきます。

①auカブコム証券株式会社

auカブコム証券株式会社は信用格付け「AA」でネット証券最上位クラスです。

安心して利用できますね!

また投資信託の保有で毎月Pontaポイントが貯まったり、Pontaポイントを投資信託の購入に使うこともできます。

Pontaポイントを使いながら少額から投資を行いたい方に最適な証券会社です。

auカブコム証券の証券口座開設プロモーション

②マネックス証券

マネックス証券はクレジットカード積立の還元率が業界トップクラス!

また、保有残高に応じてマネックスポイントが還元され、各種ポイントに交換することができます。

毎月100円から積立投資を行うことができるため、初心者におすすめの証券会社と言えるでしょう。

株・投資信託ならネット証券のマネックス

③松井証券

松井証券は取り扱い銘柄が多いことはもちろん、カスタマーサポートも充実している証券会社です。

iDecoや積立NISAでeMAXIS Slimシリーズや楽天インデックス・シリーズも選択可能なのが嬉しいポイント!

クレジットカードでの積立はできませんが、「投信毎月現金・ポイント還元サービス」という面白いサービスがあります。

松井証券

「楽天オルカン」と「eMAXISオルカン」に関するよくある質問

最後に、「楽天オルカン」と「eMAXIS Slimオルカン」に関するよくある質問を解説します。

楽天+(プラス)シリーズの評判は?

楽天+シリーズはシンプルで低コストな運用をコンセプトに掲げている投資信託のシリーズ。

積極的に信託報酬の引き下げも行っており、投資家からも評判もいいです。

2023年12月1日に以下のファンドの信託報酬の引き下げを行いました。

  • 楽天・オールカントリー:0.05775%⇒0.0561%
  • 楽天・S&P500:0.09372%⇒0.077%
楽天+シリーズと「投信残高ポイントプログラム」の対象銘柄ポイント付与率は?

楽天証券の「投信残高ポイントプログラム」とは、対象の投資信託を保有すると、残高に応じて楽天ポイントがもらえるというもの。

楽天+シリーズの「投信残高ポイントプログラム対象銘柄」、「ポイント付与率」は以下の通りです。

対象銘柄ポイント付与率
楽天・オールカントリー0.017%
楽天・S&P5000.028%
楽天・NASDAQ-1000.05%
楽天・SOX0.05%
楽天・日経2250.053%
楽天・先進国株式(除く日本)0.033%
eMAXISとオルカンの違いは?

eMAXISは、三菱UFJアセットマネジメントが運用するインデックスファンドシリーズのこと。

また、オルカンとは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の略称です。

三菱UFJアセットマネジメントによって「オルカン」で商標登録もされています。

一方で、全世界(=オールカントリー)を投資対象としている全世界株式インデックスファンドのことを「オルカン」と呼んでいることもあります。

eMAXISとeMAXIS Slimの違いは?

「eMAXIS」・「eMAXIS Slim」は三菱UFJアセットマネジメントが運用するインデックスファンドの投資信託のシリーズです。

購入時手数料が無料で、国内外の様々な資産へ投資するファンドが揃っています。

eMAXISとeMAXIS Slimの違いは、運用コストと販売会社

販売会社
  • eMAXIS⇒様々な金融機関・販売会社
  • eMAXIS Slim⇒限られた販売会社

運用コスト(信託報酬)

投資対象eMAXISeMAXIS Slim
日本株式0.44%0.143%
先進国株式0.66%0.09889%
日本債券0.44%0.132%
先進国債権0.66%0.154%
全世界株式0.66%0.05775%

eMAXIS Slimは販売会社が限定されている代わりに、運用コストがかなり低く抑えられています。

まとめ

この記事では、楽天オルカンとeMAXISオルカンの違いとメリット・デメリットを解説しました。

両者の違いはもちろんあるものの、とてもよく似た2つのファンドということが分かりましたね!

どちらも全世界の株式に分散投資することができる魅力的なファンドです。

以下の比較一覧表でおさらいしましょう。

楽天オルカンeMAXIS slimオルカン
正式名称楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
略称楽天・オルカンオルカン
運用会社三菱UFJアセットマネジメント三菱UFJアセットマネジメント
設定日2023年10月27日2018年10月31日
純資産総額1443億円3兆4930億円
ベンチマークMSCI ACWIMSCI ACWI
信託報酬0.0561%0.05775%
決算日7月15日4月25日
その他組入銘柄1位は「ETF」
まだ実績が十分でない
楽天証券のみの取り扱い
楽天ポイントが貯まる
インドと台湾が組入上位10か国の中に入る
実績あり
複数の証券会社で取り扱いあり
おすすめの証券会社楽天証券auカブコム証券株式会社
マネックス証券
松井証券

両者の1番の違いは「楽天オルカン」は楽天証券でのみの取り扱いということ。

そのため、両者どちらかを選ぶのか=どの証券会社で投資をしたいのか?という判断になる可能性が高いでしょう。

既に証券会社の口座開設をしている方がその証券会社で投資できるファンド、新しく証券会社を開設して投資する方は使いやすい証券口座はどこなのかを考えてから投資を行うことをおすすめします。

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