オルカンとS&P500、NASDAQ100の違いは?
結局どれを選べばいいの?
オルカンにS&P500かNASDAQ100を組み合わせたいけど大丈夫かな?
こんな悩みを解決できる記事になっています!
記事の前半ではオールカントリー・S&P500・NASDAQ100の3つの中からどれを選び、どのように組み合わせるのが最適解なのかを解説!
そして記事の後半には、オルカン・S&P500・NASDAQ100の違いや投資を行う際のリスク許容度について分かりやすく説明しています。
この記事を読めば、一般論ではなく自分自身がオルカン・S&P500・NASDAQ100の中からどれを選ぶべきなのかを解決することができます。
ぜひ最後まで読み進めてくださいね!
オールカントリー・S&P500・ナスダック100から1つだけ選ぶなら?
オールカントリー・S&P500・ナスダックの3つの中から1つ選ぶならば、どれが一番いいのでしょうか?
結論から言うと、オールカントリーもしくはS&P500がおすすめ!
「どのくらいアメリカの経済の成長に期待しているか?」が一つの判断基準になるでしょう。
分かりやすく説明しますね。
投資初心者におすすめなのは「オールカントリー」
投資初心者や投資に時間をかけたくない方におすすめなのは「オールカントリー」です。
オールカントリーの魅力はこの2つ!
- これ1本で全世界の株式に分散投資できる
- 世界経済の変化に合わせて、投資先の銘柄や国・地域の割合を自動で変更してくれる
オールカントリーへの投資は、長期的に腰を据えて投資・保有するための条件が揃っていると言えます。
アメリカ経済の成長に期待するなら「S&P500」
一方で、
アメリカ以外には投資したくない!
アメリカはこれからもずっと世界経済の中心!成長していく!
と考えるのであれば、「S&P500」がいいでしょう。
ただし今後もしアメリカ経済が下落したり不況になった場合、オルカンに投資している場合に比べると「価格の下落幅が大きい=大きく損をする」可能性が高いことを覚えておきましょう。
以下の記事の後半で、オルカンとS&P500どっちを選ぶべきかについて解説しています。
興味のある方は読んでみてくださいね。
次の章ではアメリカ経済の成長に期待した場合、なぜ「NASDAQ100」ではなかったのかを解説します。
ナスダック100のみへの投資はおすすめしない理由
NASDAQ100とS&P500のどちらかのみに投資する場合は、なぜNASDAQ100がおすすめではなかったのでしょうか?
理由は以下の3つ!
- ハイリスク・ハイリターン
- 手数料が高い
- 分散力が低い
詳しく解説していきます。
①ハイリスク・ハイリターン
NASDAQ100のみへの投資をおすすめしない理由1つ目は、ハイリターン・ハイリスクだから。
オールカントリー・S&P500・NASDAQ100のチャートを比較してすると、NASDAQ100の値動き幅が1番大きいですよね。
また、NASDAQ100は過去に
- 2001年 アメリカ同時多発テロ
- 2009年 ITバブル崩壊
で大きく暴落した時期がありました。
また、近年にも
- 2020年 コロナショック
- 2022年 金融の引き締め
上記のタイミングで株価が下落しています。
NASDAQ100はS&P500と比較すると、投資銘柄数が少ないです。
そのため、対象銘柄が暴落したときの暴落率がS&P500より大きくなる可能性が高いでしょう。
反対に、上げ相場の時はハイリターンが期待できるとも言えます!
②手数料が高い
NASDAQ100のみへの投資をおすすめしない理由2つ目は、手数料が高めだから。
オールカントリーとS&P500の2銘柄と比較してみましょう。
例えば、以下がオールカントリーの管理手数料です。
業界最低水準と言われるだけあって、驚異の0.05775%!
またS&P500の管理費用も0.1%を切っており、低い水準と言えます。
一方、NASDAQ100の管理費用は、0.198%。
インデックスファンドの手数料の平均は0.1~0.2%だと言われています。
NASDAQ100の管理費用がものすごく高いというわけではありませんが、オールカントリーやS&P500 と比較すると少し高めの水準と言えるでしょう。
管理費用は保有する限りはずっと発生する費用ですよね。
微々たる差に思える手数料の差ですが、このコストの差こそが長期投資の利益の差につながります。
コストはできる限り安いものを選ぶ方がいいでしょう。
③分散力が低い
3つ目の理由は、NASDAQ100はS&P500に比べて分散力が低いからです。
S&P500とNASDAQ100の投資対象は以下の通り。
国・地域 | 投資先資産 | 主な業種 | 銘柄数 | |
S&P500 | アメリカ | アメリカ株式 | 情報技術 ヘルスケア 一般消費財 通信サービス | 500 |
NASDAQ100 | アメリカ | アメリカ株式 | 情報技術 | 100 |
銘柄数だけみても、NASDAQ100はS&P500の5分の1です。
このようにS&P500と比較すると、NASDAQ100のみに投資するのは分散力が劣る言えます。
分散投資の必要性
投資の世界には、「卵は1つのカゴに盛ってはいけない」という格言があります。
卵を1つのカゴに入れてそのカゴを落とした場合、全ての卵が割れてしまいます。
しかし、卵を複数のカゴに分けて入れていた場合には、そのうち1つのカゴを落としてしまっても残りのカゴの中の卵は守ることができますよね。
このように、投資を行う際は買付時期や投資先を分散することでリスク分散をすることが大切です。
おすすめの組み合わせはオルカンとNASDAQ
では、オールカントリー・S&P500・NASDAQ100を組み合わせる場合にはどの組み合わせがいいのでしょうか?
おすすめは、オールカントリーとNASDAQ100の組み合わせ。
理由は3つあります。
- S&P500とオールカントリーは共通点が多すぎる
- NASDAQ100の方がS&P500よりも利回りがいい
- オルカンとNASDAQ100は値動きが異なる(リスクの分散になる)
2024年現在オールカントリーとS&P500は、オールカントリーの中のアメリカの投資割合が約6割を超えているため、構成銘柄や値動きなどの共通点がとても多いです。
ファンドを組み合わせる場合に重要なのは、値動きや投資対象は異なるものを選ぶこと!
つまり、同じアメリカの株式に投資するものでオールカントリーに組み合わせるならば、値動きの異なるNASDAQ100がおすすめと言えます。
オールカントリーとS&P500両方に投資することに関しては以下の記事で解説しています。
オルカン・S&P500・ナスダックの比較
ここまでは、オールカントリー・S&P500・NASDAQ100に投資をする場合の最適解について説明しました。
しかし、個人の投資に対する考えやリスク許容度によって最適解が異なるのも事実。
というわけで、ここからはまだ迷っている方のために各指数について詳しく解説しています。
まずは、オールカントリー・S&P500 ・NASDAQ100の投資先・銘柄数を比較してみましょう。
国・地域 | 投資先資産 | 主な業種 | 銘柄数 | |
オールカントリー | 約50か国 (全世界の先進国・新興国含む) | 日本株式 先進国株式 新興国株式 | 情報技術 金融 ヘルスケア | 約2900 |
S&P500 | アメリカ | アメリカ株式 | 情報技術 ヘルスケア 一般消費財 通信サービス | 500 |
NASDAQ100 | アメリカ | アメリカ株式 | 情報技術 | 100 |
オールカントリーは全世界の先進国・新興国を含む約50か国に投資しているのに対し、S&P500 とNASDAQ100はアメリカのみに投資しています。
この3つのの中ではオールカントリーが1番分散率が高く、NASDAQ100が最も分散力が低いことが分かりますね。
以下が3つの指数の組み入れ上位10銘柄です。
オールカントリー | S&P500 | NASDAQ100 | |
① | Apple | Microsoft | Microsoft |
② | Microsoft | Apple | Apple |
③ | NVIDIA | NVIDIA | NVIDIA |
④ | Amazon | Amazon | Amazon |
⑤ | ALPHABET INC-CL A | ALPHABET INC-CL A | META |
⑥ | META | META | BROADCOM |
⑦ | ALPHABET INC-CL C | BERKSHIRE HATHAWAY INC. | ALPHABET INC-CL A |
⑧ | TESLA | ALPHABET INC-CL C | ALPHABET INC-CL C |
⑨ | BROADCOM | BROADCOM | TESLA |
⑩ | ELI LILLY&CO | TESLA | COSTCO WHOLESALE |
組み入れ比率(順位)は違えど、同じ銘柄が多数あります。
次の章では、各指数の特徴をさらに深掘りしてみましょう。
オルカンの特徴
「オルカン」とは正しくは、三菱UFJアセットマネジメント株式会社が運用する投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のこと
実は三菱UFJアセットマネジメント株式会社によって、「オルカン」で商標登録もされています。
その一方で、MSCI ACWI(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)という全世界株指数のことをオルカンと呼んでいることもありますよね。
ここでは、全世界株式指数であるオールカントリーの特徴を説明していきます。
オールカントリー概要
以下がオールカントリーの概要です。
- 投資対象は全世界の約50か国
- 日本を含む先進国・新興国の大型株・中型株で構成されている
- アメリカのMSCI社が算出している
- 構成銘柄は約2900銘柄
- 世界経済に合わせて投資対象の組み入れの変更を自動で行ってくれる
先進国が約9割、新興国が約1割の割合で構成されています。
中でもアメリカの割合は約60%!
全世界といいながら、半分以上が実はアメリカなんです!
しかし世界経済に合わせて、投資対象の変更を自動で行ってくれるため、将来的に変わる可能性はあります。
2024年1月現在のオールカントリーの上位10銘柄は以下通りです。
銘柄名 | |
1 | Apple |
2 | Microsoft |
3 | NVIDIA |
4 | Amazon |
5 | ALPHABET INC-CL A |
6 | META |
7 | ALPHABET INC-CL C |
8 | TESLA |
9 | BROADCOM |
10 | ELI LILLY&CO |
構成銘柄は約2900銘柄ですが、その上位10銘柄はすべてアメリカ企業。
このようにオールカントリーは、全世界の株式に分散して投資を行いながらも、アメリカの割合が半分以上を占めているのが現状です。
S&P500の特徴
S&P500の特徴を見てみましょう。
- アメリカの会社「S&P Dow Jones Indices LLC」が算出している指数
- ニューヨーク証券取引所、NYSE American、NASDAQに上場する大企業で構成
- 採用銘柄数は500社
- アメリカの株式市場の時価総額の8割を占めている
S&P500はアメリカの株式市場の時価総額の約8割を占めており、アメリカを代表する指数と言われています。
2024年1月現在のS&P500の上位10銘柄は以下通りです。
銘柄名 | |
1 | Microsoft |
2 | Apple |
3 | NVIDIA |
4 | Amazon |
5 | ALPHABET INC-CL A |
6 | META |
7 | BERKSHIRE HATHAWAY INC. |
8 | ALPHABET INC-CL C |
9 | BROADCOM |
10 | TESLA |
順位こそ違えど、オールカントリーと同じ銘柄が多数ありますね。
BERKSHIRE HATHAWAYは、投信の神様であるウォーレン・バフェットさんの会社!
アメリカをは代表する指数であるS&P500はオールカントリー同様人気を博しています。
NASDAQ100の特徴
NASDAQ100はオールカントリーやS&P500と比べると耳にする機会が少ないかもしれませんが、こちらもアメリカの有名な指数です。
NASDAQ100の特徴は以下の通り。
- アメリカのNASDAQ市場の「時価総額ランキング」で100位に入る銘柄で構成
- 金融銘柄は除く
- 毎年12月に銘柄の入れ替えが行われる
- NASDAQ市場に上場していれば、アメリカ以外の企業でもOK
2024年1月現在のNASDAQ100の上位10銘柄は以下になります。
銘柄名 | |
1 | Microsoft |
2 | Apple |
3 | NVIDIA |
4 | Amazon |
5 | META |
6 | BROADCOM |
7 | ALPHABET INC-CL A |
8 | ALPHABET INC-CL C |
9 | TESLA |
10 | COSTCO WHOLESALE |
オールカントリーとS&P500と似ている部分もありますが、情報技術などのハイテク銘柄が多いですね。
一方、銘柄数はオールカントリーの約2900銘柄、S&P500の500銘柄と比較すると100銘柄と少ないです。
とはいえ、オールカントリー・S&P500・NASDAQ100には共通点も多いですね♪
オルカン・S&P500・NASDAQ100のチャート比較
オールカントリー、S&P500、NASDAQ100の3銘柄のチャートの比較をしてみましょう。
オールカントリーとS&P500はグラフの見分けがつかないくらいほほ同じ値動きをしています。
最近の値上がり率は、NASDAQ100がダントツ!
一方でグラフの値動きの幅(上下の幅)もNASDAQ100が一番大きいため、この3銘柄の中では一番NASDAQ100がハイリスク・ハイリターンと言えるでしょう。
S&P500とNASDAQ100は同じアメリカに投資しているにも関わらず、構成銘柄が違うため値動きが異なるのが興味深いですね!
とはいえ、値動きの幅は違えど大きな値動きとしては3つとも同じ動きをすると言えるでしょう。
大幅な下げ相場の時は、すべて下がるということですね。
オルカンに他の銘柄を組み合わせる場合の注意点
オールカントリーはこれ1本で全世界の株式に分散投資できるというもの。
そのため前提としておさえておきたいことは、オールカントリーに他の銘柄を組み合わせる=攻める投資を行おうとしているということ。
繰り返しになりますが、オールカントリーは全世界の経済に分散投資しているかつインデックス投資です。
インデックス投資は、株式やその指数の平均点を狙い続ける投資方法。
地味な投資方法ではありますが、長期的にみるとアクティブな投資よりも結果が出やすいと言われています。
言い換えると、オールカントリーに投資していれば世界全体の株式の平均を常に狙えるということ。
このような理由から投資初心者は特に、オールカントリーだけ十分と言われています。
しかしそれを理解した上で、リスクを高めて高リターンを狙いたいというのであれば、オールカントリーに他の銘柄を組み合わせるといいでしょう。
繰り返しになりますが、オールカントリーに組み合わせるということは攻めの判断であるという自覚は必要です。
オルカンにS&P500もしくはナスダックを組み合わせる場合の割合は?
オルカンにS&P500またはナスダック100をどんな割合で組み合わせるべきなのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
結論は、「割合は個人のリスク許容度による」ということ。
自分はどのくらいのリスク許容範囲があるのかを考えた上で割合を考えることが重要です。
自分のリスク許容度を確認した上で、「2:8」がいいのか、「3:7」がいいのか、「5:5」がいいのかなど割合を決めましょう!
投資のリスク許容度を考える際のポイント4つ
では自分がどのくらいリスクがとれるのかどうかは、どのように判断すべきなのでしょうか?
判断するためのポイントは4つあります。
① | 時間 | もしも株価が値下がりした場合でも、値上がりするのを待つ時間の余裕があるのかどうか |
② | 投資資金 | 投資に回すための資金にどのくらい余裕があるのか |
③ | 生活防衛資金 | 予想外の出費があった場合や収入が減った場合に備えるための資金が確保できているかどうか |
④ | 投資経験 | 資産が目減りすることにどのくらい抵抗や耐性があるのかどうか |
①時間
まずは投資資金を必要とするまでにどれくらいの期間があるのかを確認しましょう。
時間に余裕がある場合にはリスクは大きく取れますが、時間に余裕がない場合にはリスクは小さくする必要があります。
例えば60歳の人が定年後の生活のために投資を始めて大幅に値下がりした場合、20代・30代の人と比べると値上がりを待つ時間の余裕が足りない可能性が高いですよね。
投資資金が大幅に値下がりをした場合に、損失をカバーできる時間があるかはリスク許容度を考える上で重要な視点です。
②投資資金
現在投資に回せるお金が多いのか少ないどうかによってもリスク許容度は変わります。
投資に回せるお金が多い場合にはリスクも大きく取れる一方、投資に回せるお金が少ない場合にはリスクは小さく抑えた方がいいでしょう。
家族構成と収入を例に挙げて説明します。
例えば、夫婦二人家庭の場合には、子供がいる家庭に比べて投資に回せるお金が多い可能性が高いですよね。
また、収入が多い人も投資に回せるお金が多い可能性が高いです。
このように投資に回せるお金の大きさもリスク許容度に関係します。
③
生活防衛資金生活防衛資金とは、ケガや病気、事故など万が一の事態に備えるため資金のこと。
生活防衛資金は、貯金や投資資金とは分けて用意する必要があると言われています。
一般的に生活防衛資金の目安は、毎月の生活費の3か月~6か月分と言われています。
そのため、貯金や投資資金とは別に生活防衛資金の用意があるのかどうかもリスク許容度を考える上で重要なことの1つです。
生活防衛資金が用意できている場合には、リスク許容度は高くなるでしょう。
反対に、生活防衛資金が十分でないにも関わらず投資を行う場合には、リスクは低くすべきです。
④投資経験・性格
4つ目のポイントは投資経験や性格。
ここまでに挙げた3つのポイントの許容範囲が大きい場合にも、投資したお金が目減りすることに抵抗がある場合には投資を行わないorリスクは小さくしたほうがいいでしょう。
長期投資を行うためには、精神的の安定していることが大切!下落相場の際にはお金が目減りする可能性も高いです。
反対に、期間も投資資金・生活防衛資金も問題なく、投資資金が値下がりする可能性に抵抗がない方はリスクは大きくても問題ありません。
投資初心者の場合は、まずはリスクの小さいものかつ少額から始めてみることをおすすめします。
S&P500とNASDAQ100に連動するおすすめの投資信託
最後に、実際にどのファンドに投資すべきなのかを考えていきましょう。
S&P500やNASDAQ100に連動する投資信託は多数あります。
投資初心者には、多くの人が購入している純資産総額が多いファンドがおすすめ!
多くの人が購入しているということは、言い換えると今後情報も集めやすいということ♪
ここでは、S&P500とNASDAQ100に連動し、新NISAで購入できるおすすめのファンドを2つずつ紹介します。
オールカントリーに連動するファンドについては、以下の記事で詳しく解説しています。
S&P500に連動するファンド
S&P500に連動するおすすめのファンドは以下の2つです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・V・S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託。
2024年5月時点の純資産総額が、4兆5772億円で国内最大規模!
管理費用も0.9372%と低コストです。
もう一つは、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・V・S&P500)です。
運用会社はSBIアセットマネジメント。
アメリカのバンガード社が運用するS&P500ETFに連投する投資信託です。
2024年5月時点の純資産総額は1兆6396億円で管理費用は0.0938%。
どちらのファンドも規模・コスト面で問題がなく、おすすめのファンドと言えるでしょう。
NASDAQ100に連動するファンド
次にNASDAQ100に連動するおすすめのファンドを2つ紹介します。
- ニッセイ NASDAQ100インデックスファンド
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
1つ目は、ニッセイ NASDAQ100インデックスファンド。
こちらは、ニッセイアセットマネジメント株式会社が運用する投資信託です。
始まってまだ間もない投資信託で設定日は2023年3月。
にも関わらず、純資産総額は既に1570億円で管理費用は驚異の0.2035%!
業界最低水準の低コストファンドなのです。
そして2つ目は、大和アセットマネジメントが運用するiFreeNEXT NASDAQ100インデックス。
2024年5月時点の純資産総額は1212億円。
2018年8月に設定されたファンドで、管理費用は0.495%です。
純資産総額はどちらも1000億円を超えており、ファンド規模は問題ありません。
まとめ
この記事では、オールカントリー・S&P500・NASDAQ100について解説しました。
おさらいです。
オールカントリー・S&P500・NASDAQ100の中から投資する場合、
- 3つの指数からどれか1つを選ぶ⇒「オールカントリー」か「S&P500」
- オールカントリーにどちらかを組み合わせる場合⇒「NASDAQ100」
がおすすめです。
投資初心者であれば、オールカントリーのみに少額から行うといいでしょう!
この3つの指数の特徴で押さえておきたいポイントは3つ!
- 3つの指数の構成銘柄はほぼ同じ
- オールカントリーとS&P500はほとんど同じ値動き
- NASDAQ100が最もハイリスク・ハイリターン
投資割合や投資金額を考えるとき、自分が投資リスクを取れるのかどうかの判断基準は以下の4点です。
① | 時間 | もしも株価が値下がりした場合でも、値上がりするのを待つ時間の余裕があるのかどうか |
② | 投資資金 | 投資に回すための資金にどのくらい余裕があるのか |
③ | 生活防衛資金 | 予想外の出費があった場合や収入が減った場合に備えるための資金が確保できているかどうか |
④ | 投資経験 | 資産が目減りすることにどのくらい抵抗や耐性があるのかどうか |
投資は上昇する時があれば、下落する時もあります。
下落相場の際にうろたえることなく投資を続けるために、今ここでしっかりと考えてから投資を始めましょう。